高速道路の建設は
経済波及効果を
第一とせよ
地下空間の利用で思い出したが、先日読売新聞の1面に、建設中の第2東名・名神
の高規格高速道路の必要性をめぐっての記事が出ていた。公団が警察の合意もなしに、
最高時速140キロ設計で建設を続行しているのがけしからんというのである。しか
も、1km当たりの建設コストが通常の5倍以上かかり、これも無駄遣いではないかと
噛み付いているのである。
そして、工事費が高く付くのは、カーブが少なく直線道路が多いことから、トンネ ルと高架・橋梁部分が全体の63%を占めることが影響しているためと書いてある。カー ブが少なく、高低差も少ないのは結構なことではないか。車にかかる税も自動車取得 税に自動車重量税・自動車税のほか、燃料にかかる税金は価格の半額を超えるガソリ ン税などマルチプルにかかるんだから、すべての高速道路を無料にしてすべての道路 からアクセスできるようにすれば、高架の部分が大幅に減り、インターもなくなり工 事費は半減する。そして、談合による高値発注を完全競争入札にすれば工事費はさら に激減する。最高時速を140キロの設計にするのになんで建設前に警察の許可がい るのかも理解に苦しむ。私はこれまで世界64カ国を訪れ、世界の高速道路を走ってき たが、ほとんどが無料であり、ドイツのアウトバーンは最高スピード制限のないとこ ろもあり、私も220〜230キロで飛ばしたこともある。ドライバーの高速運転マ ナーがいいので事故も少なく、工事箇所も少なく、渋滞もない。毎日1000キロ程 度の連続運転でも疲れない。比べて日本は道も悪ければ、スピードも出せず、20〜30 キロも走れば毎年やり直す補修業者のための工事箇所があり、おまけに100キロ規 制で高速優先のマナーも育たない。140キロ設計で事故が9%増えるとあるが、そ れは低速車が高速車へ車線を譲る習慣のないことも事故が多くなる原因で、クロイソド曲線と言われる曲がりくねった道路で、毎年補修をしないと轍が出来て、雨の日に はハイドロプレーン現象を起こす現在の高速道路と比べて、140キロ規制にすれば 事故が9%増えるというのは憶測にすぎない。車も動かなければぶつからない。私は,事故によるロスとその経済効果を勘案しないで書く記事を残念に思う。この高規格第 2東名・名神高速道路は、物流スピードのアップとともに、災害に対するバイパス機 能という意味からも、是非必要であると思っている。日本は都市部の高速道路があま りにも少なすぎるし、設計企画のレベルが低すぎる。